SHという選択肢
学生レベルでは、身長の低い選手は消去法でスクラムハーフにされがちです。
現在世界最高といえる以下の3人の身長を見てみましょう。
- アーロン・スミス(NZ 169cm)
- コナー・マリー(アイルランド 188cm)
- ウィル・ゲニア(オーストラリア 174cm)
マリー選手はかなり大きいですが、他2選手はラグビー選手としてかなり小柄と言えますね。
日本代表の田中史朗(パナソニックワイルドナイツ)や流大(サンゴリーサンゴリアス)もかなり小柄です。
日本で比較的大柄なSHといえば田中と同じくパナソニックの内田でしょう。
とはいえ身長179cmは海外であれば必ずしも大きいとは言えないサイズです。
体の大きなSHのメリットとデメリットは?
メリット
- FWに捕まっても対処できる。
- 9人目のFWとして積極的にアタックできる。
デメリット
- 体が大きいため小回りが利かない。
- 大柄な分消耗が激しく、長時間プレーしづらい。
このように体が大きなSHでもメリットとデメリットの両面があるといえます。
体の小さな選手は競争が激しい
体の小さな選手は必然的にSHを任される可能性が高くなります。そのため、体の大きなSHは全体で見ても珍しい存在となります。いずれにせよトップレベルの選手は激しい競争を勝ち抜いてきたほんの一部になるので、元々分母が大きい体の小さな選手がその競争を勝ち上がったとみることもできるでしょう。
SH以外のポジションの可能性は?
NZ代表として大活躍しているダミアン・マッケンジーはスタンドオフやフルバックとして活躍しています。彼の身長は175cm!…とされていますが実際にはもっと小さい可能性もあります。フルバックではハイボールをジャンプして競り合うこともあるため、一般的に身長が低いと不利とされていますが、彼はタイミングの見極めが上手くジャンプ力もあるため必ずしも競り負けているわけではありません。
またFWではフッカーやフランカーに小柄な選手もいるため、背が低いからと言ってやってみたいポジションを諦めるのは時期尚早かもしれません。
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