その昔のスパルタ時代と将来に向けて-アメフトのタックル問題を受けて-

日本中を騒がせた、アメフトの反則タックル問題。監督、コーチからの「つぶせ」という指示があったことや、絶対的な主従関係があったこと、指示に従わないと試合メンバーから「干す」などの権力を振りかざしていたこと。
既に多くの方は知られていることだが、プレイヤーズファーストの精神のかけらもなく、指導者の一方的な愚行について、もはや同情の余地もない。
その昔筆者も、とある高校のラグビー部に所属していた。その高校は全国大会へも出場する、いわゆる「名門校」。
越境入学だったため、右も左もわからない自分と親が、監督にラグビー部の特色を聞いたところ、「スパルタ指導で日本一を狙う」という回答があったことは、卒業から数十年経過した今も忘れない。
当時のスパルタ指導というと、殴る蹴るは当たり前で、言葉の暴力も常日頃。練習中の水分補給さえNG。
これも、教育的指導という名のもとのレッスンだったのか。
ではどんな時に鉄拳が飛ぶか。
  • 監督の思い通りのプレーが出来なかったとき
  • ボールを落とす、タックルで抜かれるなどミスをしたとき
  • 練習試合で相手に負けたとき
  • その他理不尽な理由(機嫌が悪い、など)
そんななかで、どのようなモチベーションでラグビーに取り組んでいたかというと
「とにかく監督に怒られないようにプレーすればよい」というモチベーションだった。
それゆえ、好きで続けたはずのラグビーがやらされ感でいっぱいとなり、プレーも消極的に、発想もチャレンジングなものよりミスしないものに。
そうやって、どんどん萎縮していき、ラグビー自体が楽しいと思えなくなってしまった。
このバックボーンがあり、こんな思いを子どもたちにさせては絶対にいけない、ラグビーという素晴らしいスポーツを大好きになってもらう、という信念で今、指導現場に携わらせてもらっている。
話を戻してタックル問題。
スポーツ界で浮き彫りになった、今回の事件。アメフトのみでなく、柔道やチアリーディングでも、ハラスメント的な問題が次々に出てきてしまった。
ワールドカップ日本開催まで、もう1年あまり。
プレイヤーの成長も必須だが、指導側も学習の余地は無いのか、どんな信念をもってプレイヤーに接するのか。
時間は限られているが、今一度考えてみる必要はないだろうか?
子どもたち、プレイヤーの明るい未来のために。

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