ラグビー選手のセカンドキャリアは?

まずトップリーグで活躍するようなプロのラグビー選手には、企業で正社員として勤めているタイプと嘱託・契約社員としてラグビーを行うタイプの2パターンに分かれます。正社員として勤めていたのなら引退後も会社に残ることは可能ですが、嘱託・契約社員の場合、そうはいきません。新しい仕事を探す必要があります。
スポーツ選手のセカンドキャリアとして真っ先に思い浮かぶのが指導者の道でしょう。しかし、野球やラグビーといったメジャーなスポーツであれば指導者となるのは現実的な選択肢のひとつですが、ラグビーのようなマイナースポーツではそうはいきません。監督やコーチ、トレーナーとなれるのはほんのひと握りの選手しかいません。
そのため、多くのラグビー選手は「就職」か「起業」するのかのどちらかの選択を迫られるわけです。サラリーマンに転職するケースが多いですが、なかには飲食店や整体院、スポーツジムなどラグビーに全く関係ない分野で店を興す人もいます。しかし、事業に失敗し多額の借金を負ってしまったというケースもあると聞きます。ですから、どちらかといえばサラリーマンとして就職するほうが安全といえるでしょう。
ラグビー選手は礼儀や挨拶がしっかりし上下関係をわきまえているので、企業としても欲しがる人材ではあります。しかし、そうはいってもこれまでずっとラグビーだけをやってきたわけですから、就職活動などろくに経験したこともないでしょう。再就職するにもどうすればいいのか困ってしまう方も多いと思いますが、何とラグビー選手のセカンドキャリア形成を支援する機関が存在するのです。
ラグビー選手のセカンドキャリアを支援する会社を立ち上げた選手もいる
ラグビー元日本代表の冨岡耕児さんと守屋篤さんは、ラグビーの普及やラグビー選手のセカンドキャリア支援を行う会社「一般社団法人PRAS+(プラス)」を2014年に立ち上げました。冨岡さんは引退後、最後に所属していたチームのDoCoMoから声がかかり、ラグビー普及の一環で小学校をまわり特別授業を行っていました。その活動の中、ラグビーの認知度の低さを痛感し、守屋選手にも働きかけ会社を興すことを決意したそうです。
そこからラグビー選手のセカンドキャリア支援も手掛けるようになったわけですが、具体的な活動としてはセミナーを通して引退後の心構えや企業に採用されやすい人物像などの就職ノウハウ的な情報を発信したり、プロスポーツ選手の雇用を積極的に行っている企業の紹介をしたりと様々な就職のサポート活動を実施しています。
引退後のセカンドキャリアが未定のラグビー選手は、ぜひ「PRAS+(プラス)のサポートを利用して頂ければと思います!
トップアスリート触れ合い事業。
関目東小学校5年生73名。もう最近はどこの小学校行っても、ラグビー大人気です。
ほとんどの子供達がラグビー知ってます。
これは凄い事、嬉しい事ですね。#タグ#ラグビー#ラグビー伝導活動 pic.twitter.com/WR3qXUDpaI
— 守屋篤 Atsushi Moriya (@moriya_atsushi) November 19, 2015
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