ザ・ラグビー・チャンピオンシップ 第1節 レビュー

オーストラリア13-38ニュージーランド

いつものようにスロースタートのオールブラックスを傍目に、ホームのワラビーズが前半をリードして折り返すも、後半スイッチの入ったオールブラックスに逆転、突き放されて完敗となった。
オールブラックスの縦横無尽の展開にワラビーズはついていけず、主将のFLフーパーも怪我明けでフィットしていないのが明らかだった。とはいえオールブラックス自身もスーパーラグビーの疲労なのか終盤は疲れが見えた。

ワラビーズの安定しないセットプレー

ラインアウトではほとんどマイボールをキープすることができず、久々の召集となったHOポロタナウとの連携がイマイチなのかもしれない。次節の勝利のためには改善が不可欠で、まずは確実に自慢のBKにいいボールを配給したいところ。

13番対決はNZのジャック・グッドヒューに軍配

CTBグッドヒューは持ち前のヒットの強さなどで適時顔を出し、アタックのリズムを作った。CTBクロティに脳震盪の疑いがあるため、次節も先発が濃厚だ。
一方ワラビーズのCTBリース・ホッジは器用さを発揮する場として13番は適切でないことを露呈し、ほとんど存在感もなかった。とはいえクリンドラニとケレビ不在の13番はほかに候補もおらず、マイケル・チェイカHCにとって苦しい台所事情が続く。FBイズラエル・フォラウが怪我をしたため、次節はCTBカートリー・ビールを含めBK陣のポジション刷新も考えられるが、テストマッチデビューでトライを挙げたマードックスに期待がかかる。

起用に応えたワイサケ・ナホロ

フルバックにジョーディ・バレット、そして14番にベン・スミスが予想されたバック3だが、ジョーディが外れ、ナホロが14番に入った。このナホロが大当たりで、途中から左ウィングに回っても暴れまわった。ポジションを争うミルナースカッダーよりやや優位に立ったか。

南アフリカ34-21アルゼンチン

点差こそ接戦のようにも見えるが、実際はほとんどスプリングボクスが支配する展開であった。
ロス・プーマスは攻め手がほとんどなく、ただ時間が過ぎるのを待つだけであった。ほぼ同じメンバーのジャガーズがスーパーラグビーのプレーオフにまで進出した勢いはなく、疲労感さえ感じられた。

強いFW、勢いのあるBK

ディフェンスではHOマークスを中心にアルゼンチンのアタックを止め続け、アタックではLOエツベスの力強い突進や両ウィングのキレのあるラン・キックチェイス、そしてFBルルーの的確なキックにより着実に陣地を獲得し、危なげなく勝利を収めた。しかし獲得した陣地ほどには得点を重ねることができず、フィニッシュの精度をもう少しあげたいところだ。

未だ伸び白のある選手層

LOのデヤハー、スナイマン、モスタート、FLのクリエル、クワガ・スミス、NO8のフェルミューレンなどFWにさらなる選手を残している選手層は世界一かもしれない。BKでは今節試されたウィレムセがヤンチースにとって代わる存在となるかもしれない。

停滞感のあるアルゼンチン

ジャガーズがスーパーラグビーに参戦したことはもちろんメリットも大きいが、選手の疲労という点では大きな課題となっているかもしれない。1年中同じメンバーで戦っているというマンネリもあるかもしれない。監督の交代でフレッシュさを次の試合では出していきたいところだ。

photo by https://sanzarrugby.com/therugbychampionship/

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