7トライを奪われたサンウルブズが敵地で完敗
ハッティングやファンデルバルト、松島など随所で通用するプレーを見せたが、シャークスにボールを回されると突破を許した。
SH流が入った後半からはテンポのいいボールさばきで、いいアタックを見せたものの、ゴール付近でのファンブルからトライを奪われるなど突き放された。
全15チームで唯一開幕から3連敗となり、昨年以上に混沌とするリーグの中で完全にワンランク下にポジションが定まった形だ。
今節が始まるまでタックル成功率が全チーム1位だったが、おそらくその座も譲ることとなるだろう。
各指標では悪くない数値であるものの、勝てないのはなぜか?
理由の一つとして、この試合で気になったのは
ラックでプレッシャーをかけられていない
ラックでプレッシャーをかけずに次のディフェンスの準備をしているので、タックル成功率は高い。
しかし、ラックでプレッシャーをかけてこないので、相手もいい攻撃の準備ができる。
タックル成功率の高さ=DF力の高さではない良い例である。
特に今節は前2試合でいい働きを見せていたFLラフスカフニが欠場し、ラックでボールに激しく絡める選手が少なくなっていた。
そもそもDFの目的は相手からボールを奪うことであり、良いタックルを決めることではないのである。
FLリーチ、NO8ブリッツはこのあたりを熟知しているので、密集でプレッシャーをかけ続けていた。
この意識は日本人選手と外国出身選手ではっきりとプレーに違いがでるところだと思う。
そう考えると、今季のサンウルブズは外国出身選手が多いが、やはり日本のチームであるとも言える。
とにかく7被トライで勝てる試合があるはずもないので、改善は急務だ。
次節のライオンズは南アでもっとも攻撃的なチームであり、今節はブルーズにまさかの大逆転負けを喫しているので、いつも以上に攻撃的にくるはずだ。
サンウルブズの勝利の可能性は現実的に限りなく低いが、闘う姿勢を見せてもらいたい。
Rugby Island的MOM
FB松島 幸太朗
サンウルブズからMOMを選ぶとすれば松島だ。
前半には連携ミスからか、相手フッカーに走力で振り切られてトライを奪われるシーンもあったが、安定したキック処理、切れのあるラン、トライアシスト、一発で仕留めるタックルなど随所でレベルの高いプレーを見せた。
また今季初出場だったが、落ち着いたプレーも光った。
2019年WカップのFB候補は松島が頭一つ抜けている状態だろう。
画像引用元:https://twitter.com/TheSharksZA
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